グラン・ジュテは「大きく投げられた」という意味で、助走から片足で踏み切り、空中で前後に脚を大きく開いて(スプリットのように)跳び、前の足から着地する大きなジャンプです。バレエのポスターや写真で最もよく見る、華やかさの象徴のような技です。
理想は、跳躍の頂点で一瞬空中に止まって見えることです。この浮遊感はバロンと呼ばれ、脚を素早く開き切ることと、上体を引き上げたまま保つことで生まれます。
シャッセやトンベ・パ・ド・ブレを助走にして跳ぶのが定番で、「ジゼル」や「ドン・キホーテ」など、あらゆる作品の見せ場に登場します。
関連用語
ジュテ(跳躍) jeté
「投げられた」という意味で、片足で踏み切ってもう一方の足に着地するジャンプの総称。小さなプティ・ジュテから大きなグラン・ジュテまで様々です。
バロン ballon
「風船・ボール」という意味で、ジャンプの滞空時間が長く、空中でふわりと止まって見える跳躍の質を表す言葉です。
トンベ tombé
「落ちた」という意味で、片足からもう一方の足へ体重を落とし込むように移す動き。パ・ド・ブレと組み合わせて助走によく使われます。
グラン・バットマン grand battement
「大きな打つ動き」という意味で、伸ばした脚を前・横・後ろへ大きく蹴り上げる動き。バーレッスンの締めくくりの定番です。