ロマンティック・バレエは、1830〜50年代のヨーロッパで栄えたバレエの様式です。ロマン主義の潮流のもと、妖精や精霊、悲恋といった幻想的・超自然的な題材が好んで描かれました。
代表作は「ラ・シルフィード」(1832)と「ジゼル」(1841)です。この時代に、宙に浮かぶ軽やかさを表現するためのポワント(つま先立ち)技法が発展し、ふくらはぎ丈の白いロマンティック・チュチュが生まれました。
後の「眠れる森の美女」などに代表される、形式美を重んじるクラシック・バレエ(19世紀後半)とは区別され、今も世界中で愛され続けています。