全幕(全幕物)は、「白鳥の湖」や「眠れる森の美女」のような物語バレエを、最初から最後まで通して上演する形式です。多くは2〜4幕で構成され、幕間の休憩を挟んで上演時間は2〜3時間になります。
主役からコール・ド・バレエまで数十人のダンサー、オーケストラ、大道具・衣装が揃う総合芸術で、バレエ団の総合力が試されます。これに対し、作品の一部だけを取り出して上演する形式はハイライト上演や抜粋と呼ばれます。
初めてのバレエ鑑賞では、「くるみ割り人形」など物語がわかりやすい全幕作品から観るのがおすすめとされています。