ポール・ド・ブラはフランス語で「腕の運び」という意味で、腕をあるポジションから別のポジションへ美しく動かす技術、およびその練習を指します。上体を前後に大きく倒すカンブレを含む一連の練習を指すこともあります。
腕は肩から先だけで動かすのではなく、背中から動かすことが大切とされます。指先まで神経を通わせ、空気を撫でるように滑らかに運ぶことで、踊り全体が優雅に見えます。脚のテクニックがどれだけ正確でも、ポール・ド・ブラが硬いと踊りは美しく見えないと言われるほど、表現力の核となる要素です。
各メソッドで腕のポジションの番号や経路が細かく定められており、流派の個性が最も表れる部分のひとつでもあります。