腕のポジションは、足のポジションと対になるバレエの基本で、腕を置く位置を定めたものです。代表的な名称に、体の前下方で楕円を作るアン・バー(en bas)、みぞおちの前に構えるアン・ナヴァン(en avant)、頭上に掲げるアン・オー(en haut)、横に開くア・ラ・スゴンド(à la seconde)があります。
ややこしいことに、同じ形でもメソッドによって呼び方や番号が異なります。例えばワガノワ・メソッドでは腕のポジションを第1・第2・第3の3つと予備ポジションで整理しますが、RADやチェケッティでは番号の振り方が違います。教室を移ると番号が変わって戸惑うことがあるのはこのためです。
どのポジションでも、肘と手首を緩やかなカーブに保ち、肩を下げて首を長く見せることが共通の基本です。