Variation

リーズのヴァリエーション

農家の娘リーズは、母親の目をかいくぐって恋人コーラスと会おうとする、明るくいたずら好きなヒロインです。リボンやスカートを使った細やかな演技性を伴うソロで、ジュニア部門を中心にコンクールで人気の演目です。

「リーズの結婚」には複数の版があり、コンクールで踊られるリーズのヴァリエーションは、多くの場合ヘルテルの音楽による全幕(ロシア系の版)の中のパ・ド・ドゥから取られたものです。このパ・ド・ドゥ自体はゴルスキーが1903年の改訂で作ったもので、音楽もヘルテル以外の作曲家の曲が充てられています。

基本情報

役
リーズ
幕・場面
版による(ゴルスキー版では第2幕のグラン・パ・ド・ドゥ、第1幕に置く版もある)
音楽
ペーター・ルートヴィヒ・ヘルテル(1864年の版の全曲)。ただしコンクールで踊られるパ・ド・ドゥの音楽はヘルテル以外の挿入曲が中心で、女性ヴァリエーションはリッカルド・ドリゴの曲とされる。アシュトン版はエロール(ランチベリー編曲)
振付
コンクールで一般的なパ・ド・ドゥは、プティパとイワノフの改訂(1885年)を経たアレクサンドル・ゴルスキーの1903年版(ボリショイ劇場)で作られたもの。アシュトン版(1960年)は別の振付
踊り手
女性
主な対象
ジュニア・シニア

見どころと技術のポイント

軽快な音楽にのせた細かいステップと、娘らしい愛らしい表現が見どころです。技術的には派手な大技はなく、足先の正確さ、小さな跳躍の軽さ、音楽へのぴったりした反応が評価につながります。

コミカルな作品のヒロインなので、客席に向けた明るい表情と、ちょっとした演技の間の取り方が踊りの魅力を決めます。

コンクールでは

ジュニア女子の人気演目で、スワニルダ(コッペリア)と同じく、明るい性格表現と脚の正確さを見せたいダンサーに選ばれています。シニアでも踊られますが、より技巧的な演目を選ぶ傾向があります。

コーラスのヴァリエーションも、爽やかな男性課題としてジュニア男子に選ばれています。

版・申込時の注意

アシュトン版(1960年、ロイヤル・バレエ)は振付の使用に権利者(フレデリック・アシュトン財団)の許諾が必要で、コンクールやガラで個人が踊る場合も連絡とライセンスが求められます。コンクールではロシア系の版(ゴルスキー版系統)が一般的です。

全国のバレエコンクール一覧

開催時期・応募締切・部門をまとめています。演目が決まったら挑戦するコンクールを探しましょう。

作品ガイド

「リーズの結婚(ラ・フィユ・マル・ガルデ)」のあらすじ・登場人物・見どころ

フランスの農村。未亡人シモーヌは、娘のリーズを裕福なぶどう園主の息子アランと結婚...

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参考・出典

振付・音楽は上演する版によって異なります。コンクールへの申込時には、使用する版と音源を指導者と確認してください。