村娘ジゼルが、収穫祭で村人たちの前で踊るソロです。心臓の弱い娘が踊りへの喜びを抑えきれずに踊る、第1幕の幸福の頂点にあたる場面です。
この踊りは1887年のプティパ改訂で、それまであったジゼルとアルブレヒトのパ・ド・ドゥに代えて加えられたものです。ロマンティック・バレエの代表的なヴァリエーションで、ジュニアからシニアまで世界中のコンクールで踊られています。
基本情報
- 作品
- ジゼル
- 役
- ジゼル
- 幕・場面
- 第1幕 村の収穫祭
- 音楽
- アドルフ・アダン(作品全体)。第1幕のジゼルのヴァリエーションは1887年のプティパ改訂時に加えられた挿入曲で、従来ミンクス作とされてきたが、近年はリッカルド・ドリゴ作とする研究が有力
- 振付
- ジャン・コラリ、ジュール・ペロー(1841年初演)。現行の振付はマリウス・プティパの改訂(1884年・1887年)の系統
- 踊り手
- 女性
- 主な対象
- ジュニア・シニア
見どころと技術のポイント
見どころは、斜めに進むバロネの連続と、ポワントで片脚のまま跳ねるように進む場面(ポワントでのホップ)です。重さを見せず、ふわりと浮いているような軽さが求められます。
上体を前後に柔らかく使うロマンティック・スタイル特有の表現と、村娘らしい素朴な喜びの表情が重要で、様式を理解しているかどうかが結果を左右する演目です。終盤のピケ・ターンのディアゴナルで明るく締めくくります。
コンクールでは
ジュニア後半からシニアまで、幅広く踊られる定番です。派手な技はありませんが、様式の理解・上体の表現・脚の軽さの三つを揃えるのは難しく、仕上がりの差が出やすい演目です。
第2幕のジゼル(ウィリとなった後)やミルタ、アルブレヒトのヴァリエーションも、コンクールで踊られています。
全国のバレエコンクール一覧
開催時期・応募締切・部門をまとめています。演目が決まったら挑戦するコンクールを探しましょう。
作品ガイド
「ジゼル」のあらすじ・登場人物・見どころ
ぶどう収穫祭に沸くドイツの村。踊ることが大好きな村娘ジゼルは、青年ロイスと恋に落...
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参考・出典
振付・音楽は上演する版によって異なります。コンクールへの申込時には、使用する版と音源を指導者と確認してください。