第1幕、王子の成人を祝う祝宴で踊られる3人の踊り(パ・ド・トロワ)です。女性2人と男性1人が、アダージオの後にそれぞれソロを踊り、コーダへと続きます。
バレエ全幕の中では脇役の踊りですが、どのヴァリエーションも短く音楽が明快なため、ジュニア部門の定番課題として親しまれています。
基本情報
- 作品
- 白鳥の湖
- 役
- 第1幕のパ・ド・トロワ(版により王子の友人たち、原台本では農民たち)
- 幕・場面
- 第1幕 パ・ド・トロワ
- 音楽
- チャイコフスキー(原曲の第4番。1895年の再演時にドリゴが1曲を削除し、現行は女性Va・男性Va・女性Vaの3曲とコーダ)
- 振付
- マリウス・プティパ(1895年再演版)
- 踊り手
- 女性・男性
- 主な対象
- ジュニア・シニア
それぞれのヴァリエーション
女性第1ヴァリエーション
穏やかでやや大きめの音楽にのせて、デヴェロッペやアラベスクを見せるゆったりとした踊りです。ポーズの美しさと脚のラインが問われ、第2ヴァリエーションより落ち着いた表現が求められます。
男性ヴァリエーション
男性のソロは跳躍と回転を組み合わせた構成で、短い中に見せ場が詰まっています。ジュニア男子が初めて取り組む古典のヴァリエーションとしてもよく選ばれます。
女性第2ヴァリエーション
速いテンポの音楽で、細かいパ・ド・ブーレやアントルシャ、ピケの連続を軽快に見せる踊りです。パ・ド・トロワの中で最も有名で、コンクールで「白鳥のパ・ド・トロワ」と言えばこの踊りを指すことが多いです。
見どころと技術のポイント
どのヴァリエーションも短く、ひとつのミスが目立ちやすい踊りです。特に女性第2ヴァリエーションは、速い音楽の中で足先の正確さと軽やかさを保つことが求められ、小さな跳躍の質がそのまま評価になります。
祝宴の場面なので、終始明るく祝祭的な表情で踊ることも大切です。
コンクールでは
ジュニア女子・男子の定番で、特に小学生から中学生で多く踊られます。全幕の主役級の踊りに比べて演技的な負担が少なく、純粋にテクニックの正確さと音楽性を見せられる演目です。
版・申込時の注意
1877年の原曲を尊重する版では削除された曲が使われ、ヴァリエーションの配分が変わることがあります。申込時には使用する版と曲を確認してください。
全国のバレエコンクール一覧
開催時期・応募締切・部門をまとめています。演目が決まったら挑戦するコンクールを探しましょう。
作品ガイド
「白鳥の湖」のあらすじ・登場人物・見どころ
王子ジークフリートは成人を迎え、母である王妃から明日の舞踏会で花嫁を選ぶよう告げ...
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参考・出典
- Swan Lake (1895) - Wikipedia
- Swan Lake - Wikipedia
- Tchaikovsky: The Sleeping Beauty 解説(Chandos CHSA5204)
振付・音楽は上演する版によって異なります。コンクールへの申込時には、使用する版と音源を指導者と確認してください。