Ballet Works

ナポリ

基本情報

音楽
パウリ、ヘルステッド、ガーデ、ルンビュー
振付
オーギュスト・ブルノンヴィル
初演
1842年
構成
全3幕
上演時間の目安
約2時間(休憩含む・版により異なる)

あらすじ

ナポリの漁師ジェンナーロと娘テレシーナは相思相愛。しかし2人が船で海に出ると嵐が起こり、テレシーナは海に投げ出されてしまいます。

海の精に姿を変えられたテレシーナは、青の洞窟で海の魔王ゴルフォに囚われます。悲しみに暮れるジェンナーロは聖母のお守りを手に洞窟へ向かい、信仰の力で魔法を解いてテレシーナを取り戻します。

第3幕は2人の結婚を祝うナポリの陽気なお祭りです。タランテラのリズムに乗って、次から次へと踊りが繰り広げられる祝祭の場面は、ブルノンヴィル・スタイルの跳躍と足さばきのショーケースとなっています。

主な登場人物

テレシーナ
ナポリの娘。海の精に変えられますが、恋人の信仰の力で救われます。
ジェンナーロ
テレシーナを愛する漁師の青年。軽やかな跳躍が求められるブルノンヴィルの代表的な男性役です。
ゴルフォ
青の洞窟を支配する海の魔王。
ヴェロニカ
テレシーナの母。

見どころ

見どころは何といっても第3幕の祝祭です。「パ・ド・シス」と呼ばれる6人の踊りから終曲のタランテラまで、弾むような跳躍(バロン)と速い足さばきが続き、観ているだけで幸せな気分になる祝祭感に満ちています。

デンマーク・ロイヤル・バレエが初演以来の伝統を守り続けており、ブルノンヴィル・スタイルを味わう最良の作品とされています。日本では全幕上演は多くありませんが、第3幕は単独でガラや発表会でも踊られます。

音楽の聴きどころ

複数のデンマークの作曲家の共作による音楽で、南イタリアの民俗舞曲タランテラのリズムが全編を彩ります。第3幕の躍動感ある音楽は、聴くだけで体が動き出すような明るさに満ちています。

コンクール・発表会では

第3幕のパ・ド・シスの各ヴァリエーションがコンクールの課題として踊られます。ブルノンヴィル・スタイル特有の、準備を見せない跳躍と細かいバッチュリー(足打ち)が求められるため、跳躍の得意なダンサーが選ぶことの多い演目です。

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