Variation

ダイアナとアクテオンのヴァリエーション

ギリシャ神話の月の女神ダイアナと狩人アクテオンの踊りで、ワガノワが1935年にキーロフ劇場の「エスメラルダ」改訂の中で、ウラノワとチャブキアーニのために振り付けたパ・ド・ドゥです。プティパの「カンダウレス王」にあった「パ・ド・ディアーヌ」を編み直したもので、現在は独立した小品として、ガラ公演やコンクールで上演されています。

男女ともに大きな跳躍を中心とする、エネルギッシュな踊りです。

基本情報

役
月の女神ダイアナ、狩人アクテオン
幕・場面
パ・ド・ドゥ(ワガノワ版「エスメラルダ」に挿入され、現在は独立した小品として上演される)
音楽
チェーザレ・プーニ(リッカルド・ドリゴによる追加・編曲を含む)
振付
アグリッピナ・ワガノワ(1935年、キーロフ劇場の「エスメラルダ」改訂版の中で振付)。原型はプティパの「カンダウレス王」(1868年)の「パ・ド・ディアーヌ」
踊り手
女性・男性
主な対象
シニア

それぞれのヴァリエーション

ダイアナのヴァリエーション(女性)

大きな跳躍(グラン・ジュテなど)と回転を組み合わせた、スケールの大きなソロです。女神らしい威厳と、弓を射る狩猟の女神のイメージを、腕の形と跳躍の高さで表現します。シニア女子で跳躍を得意とするダンサーに人気です。

アクテオンのヴァリエーション(男性)

男性ヴァリエーションの中でも特に有名な踊りで、空中で脚を大きく開く跳躍や回転を伴う跳躍が連続します。跳躍力と体力を示す演目として、シニア男子のコンクールで定番になっています。

見どころと技術のポイント

男女ともに「跳ぶ」ことが最大の見どころで、跳躍の高さ、空中でのポーズの正確さ、着地の安定が評価の中心になります。短い踊りの中に大技が連続するため、スタミナも問われます。

神話の神々を踊る演目なので、人間離れしたスケール感と堂々とした表情を保つことも大切です。

コンクールでは

シニア男子・女子で、跳躍力を示したいダンサーが選ぶ演目です。特に男性のアクテオンは、バジルや奴隷アリと並ぶ代表的な男性課題として広く踊られています。

全国のバレエコンクール一覧

開催時期・応募締切・部門をまとめています。演目が決まったら挑戦するコンクールを探しましょう。

作品ガイド

「エスメラルダ」のあらすじ・登場人物・見どころ

ヴィクトル・ユゴーの小説「ノートルダム・ド・パリ」を原作とする作品です。パリの街...

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参考・出典

振付・音楽は上演する版によって異なります。コンクールへの申込時には、使用する版と音源を指導者と確認してください。