Variation

奴隷アリのヴァリエーション

海賊 シニア 男性

海賊コンラッドに忠実な奴隷アリが、洞窟の場のパ・ド・トロワで踊る男性ソロです。アリという役は20世紀のソ連の版で整えられたもので、プティパの原版にはありません。ガラ公演の「海賊のパ・ド・ドゥ」で男性が踊るのがこのアリの踊りで、男性ヴァリエーションの中で最も有名なもののひとつです。

大きな跳躍と力強い回転の連続で、男性ダンサーの跳躍力と躍動感を示す代表的な演目として、世界中のコンクールで踊られています。

基本情報

作品
海賊
役
アリ(コンラッドの奴隷)
幕・場面
第2幕 パ・ド・トロワ(洞窟の場)
音楽
リッカルド・ドリゴを中心とする挿入曲(パ・ド・トロワの音楽は複数の作曲家の寄せ集め。男性ヴァリエーションはドリゴ作とする資料がある)
振付
現行のパ・ド・トロワは1931年にアグリッピナ・ワガノワが整えたものとされ、チャブキアーニが奴隷役を踊った1936年のキーロフ版、グーセフ版(1955年)などソ連期の改訂を経て定着した。「アリ」の役名は1955年のグーセフ版から
踊り手
男性
主な対象
シニア

見どころと技術のポイント

見どころは、空中で脚を大きく開くグラン・ジュテや、回転を伴う跳躍の連続、終盤の高速のピルエットです。跳躍の高さと滞空感、着地の正確さが分かりやすく評価の対象になります。

奴隷という役柄ゆえの、主人への忠誠と野性的なエネルギーを全身で表現することが求められます。上体を大きく使い、床に低く沈むポーズも特徴的です。

コンクールでは

シニア男子の代表的な演目で、バジルと並んで跳躍力を示したいダンサーが選びます。多くの出場者が踊るため、跳躍の質と着地の静かさ、表現の説得力で差がつきます。

版・申込時の注意

版によって振付が異なり、ガラ公演ではダンサーが独自に技を加えることも多いです。コンクールでは一般的な振付を基本にします。

全国のバレエコンクール一覧

開催時期・応募締切・部門をまとめています。演目が決まったら挑戦するコンクールを探しましょう。

作品ガイド

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参考・出典

振付・音楽は上演する版によって異なります。コンクールへの申込時には、使用する版と音源を指導者と確認してください。