オーロラ姫の洗礼式に贈り物を授ける6人の妖精のうち、最後に登場する最も位の高い妖精がリラの精です。プロローグで踊る堂々としたヴァリエーションは、妖精たちのソロの締めくくりにあたります。
「守護者」としての大らかさと、妖精らしい優雅さの両方を見せる踊りで、スケールの大きな動きが特徴です。
基本情報
- 作品
- 眠れる森の美女
- 役
- リラの精
- 幕・場面
- プロローグ 妖精たちのヴァリエーション
- 音楽
- チャイコフスキー(ワルツのテンポの曲)
- 振付
- マリウス・プティパ(1890年初演)。現行のロシア系の版で踊られるリラの精のヴァリエーションはフョードル・ロプホフの振付(1914年にコンサート用に創作され、後に本編に組み込まれた)。初演の原振付は技巧的なものではなかった
- 踊り手
- 女性
- 主な対象
- ジュニア・シニア
見どころと技術のポイント
ゆったりとした音楽にのせて、デヴェロッペやアラベスクなど大きく脚を上げるポーズが続きます。高さだけでなく、脚を上げたまま上体を保つコントロールが求められます。
腕を大きく広げるポール・ド・ブラで舞台を支配する存在感を出せるかが、この役の評価を決めます。小さく踊ると魅力が出ないため、体格やスケール感を活かせるダンサーに向いた演目です。
プロローグの他の妖精(優しさの精、元気の精、カナリアの精など)のヴァリエーションも、ジュニア部門の定番課題として広く踊られています。
コンクールでは
ジュニアからシニアまで踊られ、特に大きな動きを得意とするダンサーに選ばれています。細かなテクニックより、ポーズの美しさとスケール感、音楽性が評価の中心になる演目です。
版・申込時の注意
版によって妖精の名称や、誰がこのヴァリエーションを踊るかが異なります(たとえばバーミンガム・ロイヤル・バレエのピーター・ライト版では、ロプホフ振付のこの踊りを別の妖精が踊り、リラの精はマイム中心の役です)。使用する版を確認して準備します。
全国のバレエコンクール一覧
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作品ガイド
「眠れる森の美女」のあらすじ・登場人物・見どころ
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参考・出典
- リラの精のヴァリエーション(ロプホフ振付) - マリインスキー劇場
- The Sleeping Beauty - The Marius Petipa Society
- バーミンガム・ロイヤル・バレエ「眠れる森の美女」 - NBS
振付・音楽は上演する版によって異なります。コンクールへの申込時には、使用する版と音源を指導者と確認してください。