「パキータ」は現在、全幕よりも最終幕の「グラン・パ」(グラン・パ・クラシック)として上演されることが多い作品です。主役パキータとリュシアンのパ・ド・ドゥに、複数のソリストのヴァリエーションが並ぶ構成で、ヴァリエーションの宝庫として知られています。
主役・ソリストを合わせると選択肢が非常に幅広く、レベルや体格に応じて選べるため、日本のコンクールでは最も多く踊られる作品のひとつです。
基本情報
- 作品
- パキータ
- 役
- パキータ、グラン・パのソリストたち
- 幕・場面
- グラン・パ(最終幕の結婚式の場面)
- 音楽
- レオン・ミンクス(1881年にプティパが追加したグラン・パの音楽。作品の原曲はエドゥアール・デルドヴェーズ)。ソリストのヴァリエーションにはドリゴ、プーニ、バルミンなど他の作曲家の曲が挿入される
- 振付
- マリウス・プティパ(1881年改訂、グラン・パを追加)
- 踊り手
- 女性
- 主な対象
- ジュニア・シニア
それぞれのヴァリエーション
主役パキータのヴァリエーション
グラン・パ・ド・ドゥの中で主役が踊るソロです。複数の音楽・振付の選択肢があり、ダンサーによって踊る曲が異なります。いずれも格調の高いクラシックの正確さと、華やかさが求められます。
ソリストのヴァリエーション
グラン・パには複数のソリストのヴァリエーションがあり、どの曲を何番と呼ぶかは団体や教室によって違います。日本のコンクールでは「エトワール」などの通称で呼ばれる曲もあります。音楽の性格が曲ごとに異なるため、ゆったりした曲、速い曲、跳躍の多い曲と、ダンサーの持ち味に合わせて選べます。
見どころと技術のポイント
どのヴァリエーションも、装飾の少ない純粋なクラシック・テクニックで構成されています。ポワントの強さ、脚のラインの美しさ、腕と上体の品位など、基礎が整っているほど評価される演目です。
結婚式の祝祭的な場面なので、常に明るく格調高い表情を保つことも大切です。
コンクールでは
ジュニアからシニアまで、あらゆるレベルで踊られています。選択肢が多いため「自分に合った曲」を選びやすい反面、同じ曲を踊る出場者と直接比較されることも多い演目です。
申込書には「パキータより ○○のヴァリエーション」のように、どの曲かを明記するのが一般的です。
版・申込時の注意
ヴァリエーションの番号や通称は団体・教室によって異なり、統一された呼び方はありません。コンクール申込時には曲名と音楽を正確に確認してください。
全国のバレエコンクール一覧
開催時期・応募締切・部門をまとめています。演目が決まったら挑戦するコンクールを探しましょう。
作品ガイド
「パキータ」のあらすじ・登場人物・見どころ
ナポレオン占領下のスペイン。ジプシーの娘として育ったパキータは、フランス人士官リ...
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参考・出典
振付・音楽は上演する版によって異なります。コンクールへの申込時には、使用する版と音源を指導者と確認してください。