基本情報
- 音楽
- ハチャトゥリアン
- 振付
- ユーリー・グリゴローヴィチ(1968年版)
- 初演
- 1968年
- 構成
- 全3幕
- 上演時間の目安
- 約3時間(休憩含む)
あらすじ
古代ローマ。トラキアの王スパルタクスは、ローマの将軍クラッススに捕らえられ、妻フリーギアとともに奴隷として売られます。剣闘士として親友との殺し合いを強いられたスパルタクスは、ついに仲間を率いて反乱を起こします。
反乱軍は各地で勝利を重ね、クラッススを捕虜にしますが、スパルタクスは彼に決闘のチャンスを与えて放免します。屈辱に燃えるクラッススは、愛人イエギナの謀略も使って大軍で反撃します。
仲間の裏切りにより追い詰められたスパルタクスは、無数の槍に貫かれて壮絶な最期を遂げます。フリーギアの嘆きの中、自由のために戦った英雄への鎮魂とともに幕が下ります。
主な登場人物
- スパルタクス
- 反乱を率いる剣闘士。圧倒的な跳躍力とカリスマ性が求められる、男性バレエの頂点的な役です。
- フリーギア
- スパルタクスの妻。夫への愛と嘆きを踊る抒情的な役です。
- クラッスス
- ローマの将軍。傲慢と狂気を体現する、スパルタクスと対を成す大役です。
- イエギナ
- クラッススの愛人。妖艶な悪女として反乱軍を罠にかけます。
見どころ
男性群舞の迫力において、この作品の右に出るものはありません。ローマ軍の行進、剣闘士たちの戦い、反乱軍の疾走と、舞台上を男性ダンサーのエネルギーが埋め尽くします。スパルタクスとフリーギアのアダージオでは、頭上高くのリフトが愛の崇高さを描きます。
ボリショイ・バレエの代名詞的レパートリーであり、ソビエト・バレエの豪快なスペクタクルを体感できる作品です。
音楽の聴きどころ
ハチャトゥリアンの音楽は映画音楽のような迫力と色彩感にあふれています。「スパルタクスとフリーギアのアダージオ」は、テレビ番組でも使われた壮大な旋律として広く知られています。
コンクール・発表会では
スパルタクスやフリーギアのソロがコンクールで踊られることは多くありませんが、男性の跳躍と力強さを見せる演目として、ガラ公演のアダージオは絶大な人気を誇ります。
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