パシャ(太守)に仕える3人のオダリスク(後宮の女性)が踊るパ・ド・トロワで、3人がそれぞれソロを踊ります。物語の主役ではありませんが、どのヴァリエーションも明快で踊りやすく、ジュニア部門の定番課題として広く親しまれています。
基本情報
- 作品
- 海賊
- 役
- オダリスク(パシャの後宮の女性たち、3人)
- 幕・場面
- 版により第1幕(奴隷市場)、第2幕または第3幕(パシャの宮殿)
- 音楽
- アドルフ・アダン(原曲のワルツ)を基に、1858年以降の改訂でプーニらの曲が加わったもの。各ヴァリエーションの個別の作曲者は資料で確認できず
- 振付
- マリウス・プティパ(1858年の改訂で3人のソリストのヴァリエーション付きに改められた)。現行の振付は版により異なる
- 踊り手
- 女性
- 主な対象
- ジュニア・シニア
それぞれのヴァリエーション
第1ヴァリエーション
小さな跳躍とピケを中心にした軽快な踊りで、俊敏さと足先の正確さが求められます。3つの中で最も踊られることが多い曲です。
第2ヴァリエーション
ゆったりとした音楽にのせて、デヴェロッペやバランスなどポーズの美しさを見せる踊りです。脚のラインと上体のコントロールが見どころになります。
第3ヴァリエーション
テンポの速い音楽で、細かいステップから回転へと盛り上がる踊りです。3つの中では技術的な難所が多く、ジュニア後半以上で選ばれることが多いです。
見どころと技術のポイント
どのヴァリエーションも短く明快で、ひとつひとつのステップの正確さが評価に直結します。性格表現の負担が少ない分、脚と腕の形の美しさ、音楽への正確さがそのまま見られる演目です。
後宮の場面なので、東洋的な雰囲気を腕や上体の使い方で控えめに添えると、踊りに品が出ます。
コンクールでは
ジュニア女子、特に小学校高学年から中学生で多く踊られます。白鳥の湖のパ・ド・トロワや影の王国と同じく、「基礎力を見せる演目」として先生から薦められることの多い踊りです。
版・申込時の注意
版によってオダリスクの場面の位置・音楽・振付が異なります。申込時にはどの版の第何ヴァリエーションかを明記してください。
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作品ガイド
「海賊」のあらすじ・登場人物・見どころ
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参考・出典
振付・音楽は上演する版によって異なります。コンクールへの申込時には、使用する版と音源を指導者と確認してください。