基本情報
- 音楽
- ラヴェル
- 振付
- モーリス・ベジャール(1961年版)
- 初演
- 1961年
- 構成
- 全1幕
- 上演時間の目安
- 約17分
あらすじ
物語はありません。赤い円卓の上でひとりのダンサー(メロディ)が踊り始め、円卓を囲む群舞(リズム)が少しずつ呼応していきます。
ラヴェルの「ボレロ」と同じく、ひとつの旋律とひとつのリズムが延々と繰り返されながら、音量と熱量だけが増していき、最後は全員のエネルギーが爆発して幕が落ちます。
ベジャール版の「メロディ」は女性が踊ることも男性が踊ることもあり、ジョルジュ・ドンの伝説的な踊りは映画「愛と哀しみのボレロ」でも世界中に知られました。
主な登場人物
- メロディ
- 円卓の上で踊り続ける主役。カリスマ性と17分間踊り切る体力が要求される、選ばれた者だけの役です。
- リズム
- 円卓を囲み、メロディに呼応していく群舞。
見どころ
照明が絞られた暗闇に、赤い円卓の上の腕だけが浮かび上がる冒頭から、観客は催眠術のような反復に引き込まれます。同じ旋律の繰り返しが、踊りによって「増殖」していく構成は、音楽の視覚化の極致といえます。
ベジャール・バレエ団および許諾を受けた団体・ダンサーのみが踊れる作品で、日本では東京バレエ団が上演権を持つことでも知られています。一生に一度は生で観たい作品としてファンの間で語られる演目です。
音楽の聴きどころ
ラヴェルの「ボレロ」は、小太鼓の同じリズムの上で2種類の旋律が楽器を替えながら繰り返される、音楽史上稀有な実験作にして大衆的人気を誇る名曲です。約17分かけたクレッシェンドの構造は、そのまま踊りの構造になっています。
コンクール・発表会では
上演権が厳格に管理されているため、コンクールで踊られることはありません。プロの舞台で観るべき作品です。
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