Ballet Works

薔薇の精

基本情報

音楽
ウェーバー(ベルリオーズ編曲)
振付
ミハイル・フォーキン
初演
1911年
構成
全1幕
上演時間の目安
約10分

あらすじ

初めての舞踏会から帰ってきた少女が、記念にもらった一輪の薔薇を手に、椅子でまどろみます。

すると窓から、薔薇の精が跳び込んできます。夢の中で少女は薔薇の精と踊り、ワルツの陶酔に包まれます。夜明けとともに、薔薇の精は窓から跳び去り、目覚めた少女の手には薔薇だけが残されているのでした。

たった2人、約10分の小品ですが、バレエ・リュスの美意識が凝縮された永遠の名作です。

主な登場人物

薔薇の精
薔薇の化身。花びらをまとった中性的な存在で、切れ目なく流れ続ける腕と跳躍が生命です。ニジンスキーの当たり役でした。
少女
舞踏会の余韻の中で夢を見る乙女。

見どころ

最後に薔薇の精が窓から跳び去る「伝説のジャンプ」は、ニジンスキーが宙に浮いたまま消えたと語り継がれる、バレエ史上最も有名な跳躍です。

薔薇の精の踊りは着地の気配を見せない連続的な跳躍と、茎のようにしなる腕の動きが特徴で、男性ダンサーの柔らかさと跳躍力が同時に試されます。ガラ公演の定番小品として、今も世界のトップダンサーが踊り継いでいます。

音楽の聴きどころ

ウェーバーのピアノ曲「舞踏への勧誘」をベルリオーズが管弦楽に編曲した音楽で踊られます。ワルツの優雅な高揚が、ひと晩の夢の物語と完璧に重なります。

コンクール・発表会では

コンクールで薔薇の精のソロが男性課題として踊られることがあります。跳躍の質(バロン)と腕の表現力を見せる演目として、個性を出したいダンサーに選ばれています。

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