Ballet Works

タリスマン

The Talisman / Талисман

小品・パ・ド・ドゥ

基本情報

音楽
リッカルド・ドリゴ
振付
マリウス・プティパ
初演
1889年
構成
パ・ド・ドゥ
上演時間の目安
約15分

あらすじ

全幕の物語は、天界の女神の娘ニリチが、人間界に降ろされる試練の中で風の神ヴァユとともに旅をし、人間の王アキダスと恋に落ちる――というものでした。現在では全幕はほとんど上演されず、パ・ド・ドゥが踊り継がれています。

「タリスマン(お守り)」の名は、ニリチが天界へ帰るために必要な星のお守りに由来します。恋を選べばお守りを手放し、人間として生きることになる――そんな物語を背景に持つパ・ド・ドゥです。

天空を思わせる伸びやかなアダージオと、鋭い技巧のヴァリエーションで構成され、ガラやコンクールで人気の演目です。

主な登場人物

ニリチ
天界から降りてきた女神の娘。気高さと神秘性が求められます。
ヴァユ(または王子)
風の神。跳躍の見せ場を持つ男性役です。

見どころ

女性ヴァリエーションの、腕を大きく使う伸びやかなフレーズと鋭い回転の対比が魅力です。男性ヴァリエーションは風の神という役柄どおり、大きな跳躍で空間を切り裂く爽快感があります。ロシア系のダンサーが得意とする演目として知られてきました。

音楽の聴きどころ

ドリゴの音楽は甘く華やかで、アダージオの旋律はガラ公演の高揚感を約束してくれます。

コンクール・発表会では

タリスマンの女性・男性ヴァリエーションはともにコンクールの定番課題です。女性は音楽の緩急を活かした表現力、男性は跳躍力を示す課題として、シニアを中心に選ばれています。

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